STACKでの数式入力記法
STACKでの数式の入力は、基本的にはMaximaの数式入力記法に従うことになる。
しかし、基本的な数式の入力に関しては、CやJavaなどのプログラミング言語あるいはExcelなどの表計算ソフトウェアで使用されている形式とほぼ同様だと考えて良い。
1.基本
数 値
- 数値を入力する際は、数と数の間に空白があってはならない。
- 小数ではなく、できるだけ分数を使用することが推奨されている。
数式 |
|
STACKでの入力 |
1.234 |
|
1.234 |
π |
円周率 |
pi あるいは %pi |
e |
自然対数の底 |
e あるいは %e |
i |
虚数単位 |
i あるいは %i |
|
|
j あるいは %j |
2.関数
関数の引数部分は必ず ( ) で囲まなければならない。
対数
数式 |
|
STACKでの入力 |
logx |
自然対数 |
log(x) あるいは ln(x) |
logab |
任意の底の対数 |
log(b)/log(a) あるいは ln(b)/ln(a) |
3.行列・リスト
関数の引数部分は必ず ( ) で囲まなければならない。
行列
数式 |
STACKでの入力 |
 |
matrix([1, 2], [3, 4]) |
集合
数式 |
STACKでの入力 |
{1, 2, 3} |
{1, 2, 3} |
リスト
数式 |
STACKでの入力 |
1, 2, 3 |
[1, 2, 3] |
4.その他
ギリシャ文字
ギリシャ文字は英語名で入力する。
文字 |
STACKでの入力 |
δ |
delta |
Δ |
Delta |
Maximaのバグにより、gamma と入力しても Γ となるため、γを指定するには %gamma としてください。
方程式
方程式は = (等号)を使って入力する。
数式 |
STACKでの入力 |
x2 - 2x + 1 = 0 |
y=x^2-2*x+1 |
不等号
- < ,> ,<= , >= を使って入力する。
- <=,>= では不等号と等号の間に空白が入ってはならない。
- 等号は必ず不等号記号 < ,> の後に来なければならない。